中国語の数字:”二”と”两”の違いを図表で解説

マゼラン
マゼラン

中国語の “2” には二通りの使い分けの方法を教えてほしい。

中国語の数字の数え方、”二” と “两” の使い分けの仕方をまとめました。

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中国語と英語の数字

中国語の1~10までの数字は下の図のようにいいます。

12345678910
英語onetwothreefourfivesixseveneightnineten
中国語
èr
sān


liù


jiǔ
shí
中国語の数字

英語では、one, two, three,… という表し方以外に、first, second, thierd …. という序数の表現方法がありました。

1番目2番目3番目4番目5番目6番目7番目8番目9番目10番目
英語firstsecondthirdfourthfifthsixthseventheighthninthtenth
中国語dì yī
第一
dì èr
第二
dì sān
第三
dì sì
第四
dì wǔ
第五
dì liù
第六
dì qī
第七
dì bā
第八
dì jiǔ
第九
dì shí
第十
中国語の数字

英語では二通りの言い方がありましたが、中国語は序数の場合は数字の前に “第” をつけるだけです。

英語も基本的には、”数字 + th” の形になりますが、例外も多いです。

英語の序数の注意点

  • 1, 2, 3 は “th” がつくのではない違う表現になる
    (one ⇒ first, two ⇒ second, three ⇒ third)
  • 5は “th” がつくが、”fiveth” ではない (five ⇒ fifth)
  • 9は “e” がない (nine ⇒ ninth)

ここまでは、中国語の数字の表現は簡単そうに思えますね。

しかし、やっかいなことに、中国語も複雑な数字の表現があります。

中国語の “2” の表現には、”二” と “两” の二通りの表現があるのです。

“二” と “两” の違い

“二” と “两” の考え方の基本

中国語の “2” の表現: “二” と “两” の基本となる考え方について説明します。

序数順番を表す場合
基数数量を表す場合
中国語の二の使い分け(基本)

少し具体的に説明します。

“序数” というのは、順番を表す方法です。
1番目、2番目、3番目、というよな場合です。
英語でいうと、”first, second, third,…” と表現する方法です。

中国語だと、”第一、第二、第三…” と表現します。

“基数” というのは、数量を表す方法です。
1個、2個、3個、というような場合です。

中国語だと、”一个、两个、三个…” と表現します。

“二” と “两” の考え方の基本

2個は、”二个” ではなく、”两个” と表現するのです。

英語と中国語の2の表し方の違い・注意点

基本的な考え方の時点で、英語と中国語で違いがあります。

数字を拾い読みする場合(1, 2, 3, …と順番に言う場合)です。

数字を拾い読みする場合(1, 2, 3, …と順番に言う場合)、
英語は、基数を読むときのルールと同じ表し方になりますが、
中国語は、序数を読むときのルールと同じ表し方になります。

下の表で整理しました。

具体例英語中国語
序数(順番を表す場合)1番目、2番目、3番目first, second, third第一、第二、第三
数字を拾い読みする場合1, 2, 3, …one, two, three …一、二、三 …
基数(数量を表す場合)1個、2個、3個one, two, three ….一个、两个、三个
2の英語/中国語の表現の違い

“二” と “两” の具体的な使い分け

ここまで基本的な考え方を説明しました。

しかし、実は中国語の2(”二” と “两”)の使い分けには例外も多いです。

具体的な使い分け方法を見ていきましょう。

数字の表現(小数点~億の位まで)

少数・分数零点二 (0.2)
二分之一 (1/2)
三分之二 (2/3)
×
十の位二十×
百の位二百△基本的には使わないが、
使う場合もある
十万、百万の位二十万
二百万
×
千、万、千万、億の位先頭に来ない場合:
两亿二千二百二十二万二千

△先頭に来ない場合でも、
两を使う人もいます:
两亿两万两千
先頭に来た場合:
两千
两千万
两万
两亿
二の使い方

“千” 以上の位を表現する場合が特に注意が必要です。

千以上の場合で、先頭に2がくる場合だけは、”二” ではなく、”两” を使うよう注意しましょう。

序数、拾い読みの場合

序数第二
第二课/天/年
第二十二
第二十二页/天
第二百二十二
※千以上で先頭に来た場合:
第两千
“半” がつく場合×两点半(二時半)
两半儿(半分)
数字を拾い読みする場合一、二、三、…×
二の使い分け

序数の場合、基本的には、”二” を使用しますが、千以上の場合は、上の数字表現のルールの方が優先され、”第两千” のように “两” を使います。

数量単位を使う場合

量詞がつく場合
(基本)
×两个(2個)
两口人(2家族)
两块钱(2元・中国のお金の単位)
新しい単位
(外国から来た単位)
×两吨(2トン)
两公斤(2グラム)
两克(2キログラム)
两平方米(2平方メートル)
伝統的な単位
(中国に昔からあった単位)
二尺(0,67メートル)
二斤(1キログラム)
二里(1キロメートル)
二亩(13.33アール)
两尺(0,67メートル)
两斤(1キログラム)
两里(1キロメートル)
两亩(13.33アール)
重さをはかる単位
两(グラム)
二两(100グラム)×
二の使い分け(量詞)

中国から昔からあった伝統的な単位の場合、”二” と “两” の両方が使えますが、数詞2が単独で前にある場合は、两と読み書きする方が多いようです。

一般量詞(个、件、本、辆、杯など)や、度量量詞(斤、尺、米など)が付く場合ですが、2つを表す場合だけ、”两” を使います。

12個や22個の場合は、”二” を使います。

2に一般量詞が付く場合:

两 (个):2(個)
十二 (个):12(個)
二十 (个):20(個)
一百二十 (个):120(個)
二百二十二 (个):222(個)
两千 (个):2000(個)
两千二百二十二 (个):2222(個)
两万 (个):20000(個)
两万二千二百二十二 (个):22222(個)

もうひとつ、数量単位をつける場合で気を付けたいのは、重さをはかる単位 “两” です。

“一两” は、50グラムを表す単位です。

日本だと聞きなじみがありませんが、中国だとまあまあ使われます。

100グラムを表す場合、”两两” というのは語呂が悪いため、”二两” というのが普通です。

★ポイント

两:重さを量る量詞
一两:50グラム
二两:100グラム(×两两)

名詞を後ろにつける場合

特定の名詞の前
(量詞が省略されている場合)
×两国(2か国)
两人(2人)
两岁(2歳)
两天(2日間)
两点(2時)
特定の名詞の前
(”第” が省略されている場合)
(第)二楼
(第)二层
(第)二组
×
二の使い分け(名詞)

中国語では、日時や時間を表す場合、通常 ”二” を使いますが、2時の場合だけ “两” を使います。

2月2日という場合、中国語では、”二月二号” といいますが、
2時という場合は、”两点” になるので注意しましょう。

最初に基本の箇所で説明した通り、”两”を使うのは基数(量の表現)になります。

時間の量の表現

两分钟(2分間)
两个小时(2時間)
两天(2日間)
两个星期(2週間)
两个月(2か月間)
两年(2年間)
两岁(2歳)

金額の表現

金額の表現をする場合はどうなるでしょう。

中国のお金は、1元(≒170日本円)がもっとも基本になる通貨単位です。

元より小さいお金の単位に “角” や “分” があります。

1元 = 10角 = 100分 になります。

角や分は今の中国ではほとんど見ることがありません。

また、中国語の通貨表現には、”書き言葉” と “話し言葉” があります。

“元” は、話し言葉では、”块”、

“角” は、話し言葉で、”毛” と言われます。

数字の後に量詞(元/块、角/毛)がつく場合:
量詞を省略する場合:
金額の表現

具体的にいうと下記のような表現になります。

两块二(2元20角)
十二块二(12元20角)
二十块(20元)
二十二块(22元)

以上になります。

思ったより中国語の2の表現が複雑で、まとめていると時間がかかってしまいました。

”二” と “两” は、間違えると中国人に理解されないわけではありません。

ただ、基本的な表現になるので、少しずつ覚えてうまく使えるようになりましょう。

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